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HIGHVISION / スーパーカー

by fuzz - 7月 3rd, 2013.
Filed under: CDアルバム.

 

この頃スパムメールが多く結構困ってます笑

特にBlack starのページとDD-7のページがとんでもないですね。

なので、そのページのみ書き込まれてもほとんど気づく事が無いのでご了承ください。

 

さて、今回はアルバム紹介です。

前回のアルバム紹介ではLAMAを選びましたが、今回はボーカルのナカコー、ベースのフルカワミキが以前に組んでたバンドであるスーパーカーのHighvisionを紹介します。

 

ほんと中学校のときに聴きまくったアルバムですね。これは。

僕の音楽に対する価値観をガラっと換え、視野を爆発的に広めてくれたといっても良いですね。

今でもあのときにこのアルバムに出会えてよかったと思えます。

 

1.STARLINE

はい、一曲目からやられました。もう宇宙に旅立つような気持ちにさせてくれる曲です。当時は衝撃でしたね。音だけでこんな世界観を作れるだなんて。曲全体的にはスローテンポですが、電子音と後半のギターのシューゲイザー音が混じり合い、壮大で神秘的な一曲になってます。

2. WARNING BELL

アップテンポで浮遊感満載の一曲。高速道路での都会の夜景がどんどん移り変わっていくようなイメージが頭の中に浮かんできますね。歌詞も、一瞬に潜むwarning bellの繰り返しですが、その繰り返しがとても心地よく響いてくれます。

3. STORYWRITER

個人的にスーパーカーの中で一番好きな曲。初めはギターの細切れが続きますが、ある一点で切り開いたかのような疾走感のあるイントロに突入。ところどころでフェイザーの波の音が聞こえてきてすごく気持ちが良いです。間奏のディレイのかかった単音、メロディラインも最高でもう聴いてるだけで幸せです。雰囲気的には大空にダイブしている感じでしょうか。この曲を聴きながらスカイダイビングできたら、もう最高ですね。

4. AOHARU YOUTH

なんとも不思議で透明感のある曲。神秘的で変則的な電子音から始まり、フラットな世界観を作り出しています。メロディはなぜか切なく、最後の果てにはという歌詞のところでの雰囲気は感動的ですね。どこか遠いところへ飛んでいきそうな感じになります。

5. OTOGI NATION

特徴のある電子音から始まる落ち着いた一曲。ギターとシンセの音が心地よく錯綜しており、聴いていて気持ち良いです。リズムは一定ですが。電子音の情報量が多く、飽きずに楽しめるといった曲ですね。

6. STROBOLIGHTS

シンセの静かなフレーズ音から始まり、不意にピコピコ音とフルカワミキのボーカルが入ってきて、無機質でにぎやかな世界観を作りだします。曲の前半と後半でメロディラインががらっと変わり、リスナーを飽きさせない構成なのも良いですね。後半はどこか疾走感があり、自然と頭の中でリピートしてしまい、いつまでも離れません。

7. I

変則的な電子音から始まり、ボーカルのナカコーの声を何オクターブかあげたエフェクトで歌われます。最初はびっくりしましたが、慣れると気持ちよく聴けますね。中盤は電子音の種類が増えていき、どんどんおりあがってきます。不意に挿入されるギターのアルペジオもここち良いですね。後半のアコギとコーラスが入るところは。リズムががらっと変わった感じになるのでとても好きですね。最後はシンセや電子音、ギターの音が混ざりあいエンド。同じフレーズでも、シンセの入れ方なんかを変えるとこんなに雰囲気が変わるのかと認識させてくれる曲ですね。

8. YUMEGIWA LAST BOY

名曲ですね。エレクトロニカの要素があますところなく使われています。深みを帯びたシンセの波。浮遊感の漂うメロディ。脱力感を感じさせるボーカル。フルカワミキのコーラスもまた合ってますね。もう素晴らしいとしかいえません。曲全体は同じようなフレーズの繰り返しですが、打ち込みドラムが途中から挿入され、疾走感のおかげでいつまでも聴けますね。

9. NIJIIRO DARKNESS

初めはナカコーのボーカルがダークな感じを彷彿させているようで、暗い曲かと思いきや、後半に行くにつれて、明るめのシンセの音が追加され暗闇を照らす光のようなイメージが浮かぶ、そういう曲ですね。なんとなくアルバムの終わりを連想させるメロディですね。とても幻想的な雰囲気なところも好きですね。

10. SILENT YARITORI

ひたすら神秘的で幻想的なラストをかざる一曲。シンセの波が曲を通して波動のように拡散しており、音の渦に巻き込まれるような感覚になります。ナカコーとフルカワミキのボーカルも透明感があり、心地よく、響いてきます。全体的に落ちついた雰囲気で、ラストはこの雰囲気のまま沈んでいきます。

 

アルバムは10曲と今までのスーパーカーからすると少なめですが、聴き終わった時の脱力感はすごいです。また、全体的にまとまっており、全ての曲を飽きずに聴けるのは、多分スーパーカーの中でHighvisionだけじゃないでしょうか?と断言できるほどのクオリティですね。個人的には邦楽の中で一番好きな一枚です。是非、多くの人に聴いてもらいたいアルバムですね。

 

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