Flower / 踊ってばかりの国
by fuzz - 7月 11th, 2013.Filed under: CDアルバム.
最近、興味本位でタバコを一箱買ってみたんですが、やっぱタバコはよくないですね。
吸ってるときは気持ち良いんですが、後から集中力がグーンと落ちます(笑)
しかも体力もなんか落ちてる気がして疲れやすいんですよね。
なので中毒性を感じる前にタバコ止めることにしました。
初めて一箱吸っての禁煙ですね。
さて、今回はCDアルバム紹介です。
すいません。なかなかエフェクターを試奏する時間が取れないです・・・テスト期間さえ終わればなんとかなるんですが(笑)
今日は、踊ってばかりの国というバンドを紹介したいと思います。
まあ名前の通り日本のバンドなんですが。いつ聴いても他のバンドに無いような独特なオーラを感じるんですよね。
最近のロックとは全く違い、メロディがすごくレトロな感じで深みがあり、何回聴いても飽きません。
基本、邦楽はすぐに飽きてしまってあまり聴かないんですが、このバンドは聴くたびに何か引き込まれていくようで飽きないですね。
彼らのアルバムの中でも一番新しくでたFLOWERは僕にとってすごく衝撃的なアルバムとなったのでレビューしていきたいと思います。
1. 話はない
ゆったりとした落ち付きのあるイントロから始まる心地よい一曲です。PVにもなってるこのアルバムの代表曲ですね。歌詞も(戦争が終わったことを知らせて欲しい)などと、平和についてすごく考えさせられる面も含んでいるのか、すごく安らいだ気持にもなれます。また、リードギターの高音とメロの優しいギターが、程よくマッチして心地よさをよりいっそう引き出していますね。聴いててとても気持ちが良いです。
2.シャンソン歌手
アップテンポでレトロでノリの良い一曲。多分僕がこのバンドで一番好きな曲ですね。歌詞は、シャンソン歌手を目指した、若い娘が、恋やお金の世界におぼれてしまい、どんどん目的が違って堕ちていてしまうというストーリー。短い曲ですが。そんな世界感が十二分に出ており芸術的なところを全面に感じます。途中のサックスもとてもかっこよくて印象的です。こういう曲を作れるバンドって今の日本にはあまりいないんじゃないでしょうか。初めて聴いた特の興奮は今でも忘れられないです。(笑)
3.4. tonight
3曲目と4曲目でイントロと本編に分けてあり、臨場感のある構成ですね。曲は全体的にゆったりしており。とても優しい雰囲気です。イメージとしては、星が散りばめられた夜空をみてるようで、綺麗な感じがします。サビの部分はクリーンギターが綺麗に重ねられ、ゆらゆらと揺れているようですね。
5. coke
再びゆったりした曲が続きます。なんとなく昭和の臭いのするメロディで、聴いてるとなんだか切なくなってきます。サビの部分のメロディは個人的に逸脱ですね。またところどころで鳴っているウォーキングベースの音が曲全体にとてもマッチしています。
6. Hey-Yeah
神曲っていう言葉はあんまり使いたくないんですが、もし使うとすればこの曲に使ってあげたいですね。おそらくボーカルの下津さんの生まれたお子さんの事を歌った歌詞で、かけがえのない命が生まれた喜びを表現した曲ではないのでしょうか。サビの部分のHey – Yeahが印象的で、今までの踊ってばかりの国にはなかった感じの世界観が詰め込まれています。ドラムのリズムも一番と二番でがらっとかわり、視聴者を飽きさせない構成も良いですね。最後のサビの繰り返しも迫力があって素敵です。
7. 切りがない
たった1分半しかないアップテンポな一曲。酔っぱらったようなボーカルとチャッチーなギターが印象的で、とても楽しい気分にさせてくれます。酒場で踊っているような感じがします(笑)
8. セシウム
もう曲名からインパクトがありますね。東北の震災のあとに作った曲らしいです。ボーカルが弾きがかりでひたすら歌うという一曲となってます。歌詞は大変深く、今の日本の現状、人間として感情、命の大切さなんかが、全て徒然に詰め込まれていて、聴いていて、なんかすごいって思ってしまいます。それと自分の子どもを傷つけるやつは余裕綽綽で殺すよという歌詞は何か感動しましたね。
8曲と少ないですが、すごく内容の濃い一枚ですね。命や人間性というテーマもはっきりしており。大変考えさせられる深い一面も持ち合わせていますし。もちろんメロディや歌も素晴らしい。若い人にかかわらず、多くの人に聴いてもらいたいアルバムですね。